和尚のひとりごと№2395「看病用心鈔」62

和尚のひとりごと№2395「看病用心鈔」62

看病御用心14-5                良 忠

すなはちこれ称意の事也 臭弊の衣をぬきて 珍御の服をきる事をえむかことし 身心を放下(ホウケ)して 恋着を生する車なかれ

【現代語訳】

つまり、このことが念仏の本意であります。それはちょうど、臭きそまつな衣服を脱いで、珍しく立派な服に着替えることができるようなものであります。身も心も投げ捨てて、執着する心を生じることがないようにしなさい。

 

本文ならびに現代語訳は、神居文彰他著『臨終行儀—日本的ターミナル・ケアの原点—』(渓水社、一九九三)より転載させて頂いております。