和尚のひとりごと№2401「看病用心鈔」67

和尚のひとりごと№2401「看病用心鈔」67

看病御用心15-2                良 忠

抑無窮の生死をすてゝ 不退の浄土にいたらん事 すてにこの時にのそめり ゆめ〱本望を失する事なかれ

 

【現代語訳】

そもそも窮まることのない生死(しょうじ)の煩いの世界を捨てて、退くことのない浄土に赴(おもむ)くこと、まさにこの時なのであります。決して浄土往生の本願を忘れてはならないし、またくれぐれも用心を怠ってはなりません。

 

本文ならびに現代語訳は、神居文彰他著『臨終行儀—日本的ターミナル・ケアの原点—』(渓水社、一九九三)より転載させて頂いております。