和尚のひとりごと№1643「六時礼讃 初夜礼讃54」

和尚のひとりごと№1643「六時礼讃 初夜礼讃54」

 

 

 

恭敬歓喜去
還到安養国
願共諸衆生 往生安楽国

【読み下し】
恭敬・歓喜し去りて
安養国に還到す
願わくは諸の衆生と共に
安楽国に往生せん

【意味】
敬い心より喜んでそこを去り
再び安養国へ至るだろう。
願わくは人々とともにことごとく
安楽の世界に往生できますように。

※『善導 六時礼讃 浄土への願い』原口 弘之、宇野 光達 訳注を参照させて頂きました。
訓読は同書の読みを使用させて頂いております。

六時礼讃は浄土宗のみならず浄土系のさまざまな宗派でも大切に読み継がれており、わたくしたちの浄土の御教えのルーツとなっているものです。
多くの皆さまにとり六時礼讃がより身近なものとなり親しんで頂けますように。