和尚のひとりごと№1644「六時礼讃 初夜礼讃55」

和尚のひとりごと№1644「六時礼讃 初夜礼讃55」

 

 

南無至心帰命礼西方阿弥陀仏
若人無善本
不得聞仏名

【読み下し】
南無至心帰命して
西方阿弥陀仏を礼したてまつる
もし人、善本なければ
仏名を聞くことを得ず

【意味】
心より西方阿弥陀仏に帰依いたします。
人がもし善根を積んでこなければ
阿弥陀仏の名を聞くことも出来ない。

※『善導 六時礼讃 浄土への願い』原口 弘之、宇野 光達 訳注を参照させて頂きました。
訓読は同書の読みを使用させて頂いております。

六時礼讃は浄土宗のみならず浄土系のさまざまな宗派でも大切に読み継がれており、わたくしたちの浄土の御教えのルーツとなっているものです。
多くの皆さまにとり六時礼讃がより身近なものとなり親しんで頂けますように。