和尚のひとりごとNo1111「法然上人一代記 40」
40.顕真の帰浄 「大衆(たいしゅう)みな同音(どうおん)に念仏を修する事三日三夜、声山谷に満ち、ひびき林野を動かす、信を起こし、縁を結ぶ人多かりき」 これがこの時の大原の様子であったよ...
40.顕真の帰浄 「大衆(たいしゅう)みな同音(どうおん)に念仏を修する事三日三夜、声山谷に満ち、ひびき林野を動かす、信を起こし、縁を結ぶ人多かりき」 これがこの時の大原の様子であったよ...
39.念仏のありがたさ 問答は一昼夜にわたり様々なる議題が論議され、名だたる学僧たちが投げかける数々の論難にも法然上人は全てお答えになりました。 登壇した中には、高野山の明遍(みょうへん)僧都(そうず...
38.大原談義 旧勢力からの様々な迫害が相次ぐ一方、法然上人の念仏の教えは大きな反響を呼びました。 特に比叡山座主であった顕(けん)真(しん)は...
37.一日聖経を見ず 吉水の草庵に住した法然上人は、時折白河(しらかわ)禅房(ぜんぼう)へ出向きました。のちの金戒(こんかい)光明寺(こうみょうじ)となったこの地は吉水と同じく東山の黒谷にありました。...
36.東大寺での講説 さて大仏殿の再建工事は重源の尽力が功を奏し、着々と進められておりました。そのような中再建半ばの東大寺において行われたのが、法然上人による「浄土(じょうど)三部(さんぶ)経(きょう...