和尚のひとりごと№2413「看病用心鈔」79

和尚のひとりごと№2413「看病用心鈔」79

看病御用心17-2               良 忠

まことにも 五逆罪の者の はしめて知識にあへる なお十念のちからによりて まさしく往生をとく いかにいはむや これハさすかに としころハおもひならハせる往生なり 申つけたる念仏なり

 

【現代語訳】

実際に、五逆罪(父・母、阿羅漢を殺すなどの五種の罪悪)に相当する人でさえも、はじめて知識にあい、十遍の念仏の功力によって、まさしく往生を遂げられるというのに、まして多年思い続けてきた往生であり、唱え慣れた念仏のことであります。

 

本文ならびに現代語訳は、神居文彰他著『臨終行儀—日本的ターミナル・ケアの原点—』(渓水社、一九九三)より転載させて頂いております。