和尚のひとりごと№2412「看病用心鈔」78

和尚のひとりごと№2412「看病用心鈔」78

看病御用心17-1               良 忠

苦痛顛倒して 物にくる(狂)ひ 失念無記にも成て ちから(力)およはされハとていまハかなハしと思食て すて(捨)はつる事ハ ゆめ〱あるましく候

 

【現代語訳】

苦痛顚倒して乱心し、意識を失い、ものの判断ができなくなってしまったからといって、もうだめだなどとお思いになって、病人を見放すようなことは決してあってはなりません。

 

本文ならびに現代語訳は、神居文彰他著『臨終行儀—日本的ターミナル・ケアの原点—』(渓水社、一九九三)より転載させて頂いております。