和尚のひとりごと№2346「看病用心鈔」14

和尚のひとりごと№2345「看病用心鈔」14

看病御用心5-4                  良 忠

不得心(心得)の者をハ ゆめ〱よ(寄)すへからす 三業をひ(密)そめてか(喧)まひすし 物さハ(騒)かしき事をつゝし(慎)ミ給へし 返々もこの三人の外ハ 余人(ヨニン)をよ(寄)せ悪縁をちかつ(近付)け給ふへからす候 

 

【現代語訳】

不心得者は決して近寄せてはなりません。三業(身業・口業・意業)をひそかにして、やかましく騒々しくならないように慎みなさい。くれぐれも今申した三人のほかは、他の人を近づけ、悪縁を近寄せなさることをしないほうがよいと思われます。

 

本文ならびに現代語訳は、神居文彰他著『臨終行儀—日本的ターミナル・ケアの原点—』(渓水社、一九九三)より転載させて頂いております。