和尚のひとりごと№2336「看病用心鈔」5
和尚のひとりごと№2336「看病用心鈔」5
看病御用心3-1 良 忠
一目(メ)にたち心をとゝめぬへき物をハ 病者のあたりに ゆめ〱これをを(置)く事なかれ 香をたき 花をちらして 常(ツネ)に病床(ビャウショウ)をかさり給ふへし また時香(シカウ)をたきて時分をはからひて 看病人もか(替)はりや(休)すませ給ふべし
【現代語訳】
病人の近くには、目につきやすく、心が乱されるようなものを決して置いてはなりません。室内には香をたき、華を散らして、常に病室を飾るのがよいでしょう。また時折香をたき、頃合いを見計らって、看病人も交替で休ませなさるのがよいでしょう。
本文ならびに現代語訳は、神居文彰他著『臨終行儀—日本的ターミナル・ケアの原点—』(渓水社、一九九三)より転載させて頂いております。
