和尚のひとりごと№1657「六時礼讃 初夜礼讃68」

和尚のひとりごと№1657「六時礼讃 初夜礼讃68」

 

大悲伝普化
真成報仏恩
願共諸衆生 往生安楽国

【読み下し】
大悲を伝えて普く化すれば
真成に仏恩を報ずるなり
願わくは諸の衆生と共に
安楽国に往生せん

【意味】
仏の大いなる慈悲を伝えひろく導けば
まこと御仏の恩に報いることである。
願わくは人々とともにことごとく
安楽の世界に往生できますように。

※『善導 六時礼讃 浄土への願い』原口 弘之、宇野 光達 訳注を参照させて頂きました。
訓読は同書の読みを使用させて頂いております。

六時礼讃は浄土宗のみならず浄土系のさまざまな宗派でも大切に読み継がれており、わたくしたちの浄土の御教えのルーツとなっているものです。
多くの皆さまにとり六時礼讃がより身近なものとなり親しんで頂けますように。