和尚のひとりごと№1576「六時礼讃 日没礼讃33」

和尚のひとりごと№1576「六時礼讃 日没礼讃33」

 

 

帰命懺悔

【読み下し】
帰命して懺悔す。

【意味】
身命を賭して心より懺悔いたします。

 

懺悔(さんげ)
犯した罪などを反省して告白すること、さらに、それによって許しを請うことです。仏教において罪を滅し、身を清めるための最も重要な行いの一つ。
懺はサンスクリット語 kṣamāの音写語である懺摩の略とされ、この語の使役形 サンスクリット語 kṣamayatiは許しを請うという意味があり、悔は罪を悔いるという意味です。懺悔について『根本説一切有部毘奈耶』一五で、義浄は「懺は是れ西音、悔は是れ東語」としているように、音写語の懺と、訳語の悔を組み合わせた語とされています。