和尚のひとりごと№1575「六時礼讃 日没礼讃32」

和尚のひとりごと№1575「六時礼讃 日没礼讃32」

 

断除三障同得往生阿弥陀仏国

【読み下し】
三障を断除して、同じく阿弥陀仏国に往生するを得んが為に、

【意味】
覚りを妨げる三つの根本煩悩を打ち払い、
共に阿弥陀仏の浄土へと往生できるように

三障(さんしょう)
三種の障りの意。。善導大師が『観経疏』散善義において指摘するもので、『観経』に説く九品のうち、下品下生の者が華の内に在るときの三種の障害のこと。仏および聖衆を見ることができないこと、正法を聞くことができないこと、歴事(りゃくじ)供養できないことの三種を挙げています。