和尚のひとりごと№1490「偈文82」

和尚のひとりごと№1490「偈文82 後夜無常偈」

後夜無常偈(ごやむじょうげ)

(意味)
時節は刻々と移り変わっていき、たちまち真夜中のような命終の時を迎えてしまう。この世の無常が一瞬一瞬わが身に近づいてくるのは、まるで死王と同居しているようなものである。仏道を志す者よ、修行に精進して完全なる覚りの境地に至りなさい

『往生礼讃』の「無常偈」の一つ。後夜礼讃偈を終えるにあたり、この世のあらゆるものが無常であることを説く偈文。