和尚のひとりごと№1305「真身観文8」

和尚のひとりごと№1305「真身観文8」

一一化佛、亦有衆多無數化菩薩、以爲侍者。

いちちけぶつ、やくうしゅだ、むしゅけぼさつ、いいじしゃ

一々の化仏にも、また、衆多・無数の化菩薩ありて、侍者とす。

 

【言葉の説明】
化菩薩    衆生の救済教化を目的として、仏・菩薩が神力により化作(けさ 変化して人の形になること)した菩薩のこと
侍者      師表に随従する者  

 

【現代語訳】
その円光の中には、無量寿仏が自ら現し出した分身 (化仏)が百万那由他恒河沙も浮かび上がっている。 そして、またその分身それぞれに観世音や大勢至をはじめとする菩薩の分身 (化菩薩)が数限りなく脇で仕えているのである。

参考文献 
現代語訳浄土三部経 (浄土宗出版)
浄土三部経 (岩波文庫)