和尚のひとりごと№1301「真身観文4」

和尚のひとりごと№1301「真身観文4」

眉間白毫、右旋婉轉、如五須彌山。
みけんびゃくごう、うせんおんでん、にょごしゅみせん。

 

眉間の白毫、右に旋りて婉転し、(大きさ)五つの須弥山の如し。

 

【言葉の説明】
白毫 仏の眉間のやや上に生えているとされる白く長く柔らかい毛。右巻きに丸まっており、この白毫からは、光明が放たれているとされ、この光明を観ずることで無量億劫の生死の罪が滅せられると説かれています。
須弥山   世界の中央にそびえるとされる山 高さは八万由旬(一由旬を七・二キロメートルと仮定すると、海面からは五七万六千キロメートル)で、海中にも同様の分だけがあるとされる。

 

【現代語訳】

眉間の白毫は右回りに巻いていて、その大きさは、須弥山の5倍ほどもある。

 

 

参考文献 
現代語訳浄土三部経 (浄土宗出版)
浄土三部経 (岩波文庫)