和尚のひとりごと№1279「第43願 生尊貴家願」

和尚のひとりごと№1279「第43願 生尊貴家願」

 

第43願 生尊貴家願(しょうそんきけがん)

設我得佛他方國土諸菩薩衆聞我名字壽終之後生尊貴家若不爾者不取正覺

 

せつがとくぶつたほうこくどしょぼさつしゅうもんがみょうじじゅじゅうしごしょうそんきけにゃくふにしゃふしゅしょうがく

 

たとい我、仏を得んに、他方国土のもろもろの菩薩衆、我が名字を聞きて、寿終わりての後、尊貴の家に生まれん。もし爾らずんば、 正覚を取らじ。

 

【現代語訳】

私が仏となる以上、他方の国土の菩薩たちが仏としての私の名を聞いたならば、命尽きた後、人々から尊ばれる家庭に生まれ変われるようにしよう。 万が一にも それができないようであれば、私は仏となるわけにはいかない。

 

 

 

 

参考文献 
現代語訳浄土三部経 (浄土宗出版)
無量寿経 (阿満利麿 著筑摩書房