和尚のひとりごと№12778「第42願 住定供仏願」

和尚のひとりごと№1278「第42願 住定供仏願」

 

 

第42願 住定供仏願(じゅうじょうくぶつがん)

設我得佛他方國土諸菩薩衆聞我名字皆悉逮得淸淨解脫三昧住是三昧一發意頃供養無量不可思議諸佛世尊而不失定意若不爾者不取正覺

 

せつがとくぶつたほうこくどしょぼさつしゅうもんがみょうじかいしつたいとくしょうじょうげだつさんまいじゅうぜさんまいいっぽっちきょうくようむりょうふかしぎしょぶっせそんにふしつじょういにゃくふにしゃふしゅしょうがく

 

たとい我、仏を得んに、他方国土のもろもろの菩薩衆、我が名字を聞きて、みなことごとく清浄解脱三昧を逮得せん。この三昧に住して、一も意を発さん頃に、無量不可思議の諸仏世尊を供養したてまつりて、しかも定意を失せじ。もし爾らずんば、正覚を取らじ。

 

【現代語訳】

私が仏となる以上、他方の国土の菩薩たちが、ゆjm仏としての私の名を聞いたならば、一人残らずみな執着や煩悩から離れた清らかな境地(清浄解脱三昧)を得られるようにしよう。その上この境地にある間は、思い立ったその瞬間に数限りないあらゆる仏を供養することができ、しかもその境地を失うことがないようにしよう。それができないようであれば、私は仏となるわけにはいかない。

 

 

 

参考文献 
現代語訳浄土三部経 (浄土宗出版)
無量寿経 (阿満利麿 著筑摩書房