和尚のひとりごと№1273「第37願 人天致敬願」

和尚のひとりごと№12723「第37願 人天致敬願」

 

 

 

第37願 人天致敬願(にんでんちきょうがん)

設我得佛十方無量不可思議諸佛世界諸天人民聞我名字五體投地稽首作禮歡喜信樂修菩薩行諸天世人莫不致敬若不爾者不取正覺

せつがとくぶつじっぽうむりょうふかしぎしょぶっせかいしょてんにんみんもんがみょうじごたいとうじけいしゅさらいかんぎしんぎょうしゅぼさつぎょうしょてんせにんまくふちきょうにゃくふにしゃふしゅしょうがく

たとい我、仏を得んに、十方無量不可思議の諸仏世界の諸天人民、我が名字を聞きて、五体を地に投げて、稽首作礼し、歓喜信楽して、菩薩の行を修せん。諸天世人、敬いを致さずということなけん。もし爾らずんば、正覚を取らじ。

【現代語訳】
私が仏となる以上、数限りないあらゆる仏の世界に住む天人や人々の中で、仏としての私の名を聞く者は、地に伏して恭しく礼拝し、心の底から大いに歓喜し、菩薩の行を修めて、諸々の 天人や世界の人々の誰からも畏敬されるようにしよう。それができないようであれば、その間、私は仏となるわけにはいかない。

 

参考文献 
現代語訳浄土三部経 (浄土宗出版)
無量寿経 (阿満利麿 著筑摩書房