和尚のひとりごと№1259「第二十四 供具如意願」

和尚のひとりごと№1259「第二十四 供具如意願」

 

 

第二十四 供具如意願(くぐにょいがん)
設我得佛國中菩薩在諸佛前現其德本諸所欲求供養之具若不如意者不取正覺

 

せつがとくぶつこくちゅうぼさつざいしょぶつぜんげんごとくほんしょしょよくぐくようしぐにゃくふにょいしゃふしゅしょうがく

 

たとい、われ仏を得んに、国の中の菩薩、諸仏の前にありて、その徳本を現じ、もろもろの欲求せんところの具、もし意のごとくならずんば、正覚をとらじ

 

【言葉の説明】
徳本   将来の安楽になるための諸々の行為

 

【現代語訳】
私が仏となる以上、私の国土の菩薩たちが様々な国土に赴き、そこのみ仏の目の前で功徳を積もうとする時、これぞとと思う供養の品を意のままに現出できるようにしよう。 それができないようであるならば、私は仏となるわけにはいかない。

 

 

現代語訳浄土三部経 (浄土宗出版)

無量寿経 (注解者  阿満利麿  筑摩書房)