和尚のひとりごと№1249「第十四願 声聞無数願」

和尚のひとりごと№1249「第十四願 声聞無数願」

 

 

 

 

第十四願 声聞無数願(しょうもんむしゅがん)
設我得佛國中聲聞有能計量下至三千大千世界聲聞縁覺於百千劫悉共計挍知其數者不取正覺
せつがとくぶつこくちゅうしょうもんうのうけりょうげしさんぜんだいせんせかいしょうもんえんがくおひゃくせんごうしつぐけきょうちごしゅしゃふしゅしょうがく

たとい我(われ)、仏を得んに、国の中の声聞、能く計量ありて、下、三千大千世界声聞・縁覺、百千劫において、ことごとく共に、計校して、その数を知るに至らば、正覚を取らじ。

【言葉の説明】
三千大千世界  三千大千は千の3乗で10億個の世界  
聲聞(声聞)縁覺 覚りを目指す修行者

【現代語訳】
私が仏となる以上、国土で修行する声聞の人数を計算できるようであるならば、少なくとも三千大千世界のすべての声聞や縁覺が、百千劫という永い年月をかけて、みなともに数え上げてその数が判明するにしても、私は仏となるわけにはいかない。

 

現代語訳浄土三部経 (浄土宗出版)

無量寿経 (注解者  阿満利麿  筑摩書房)