和尚のひとりごと№2402「看病用心鈔」68
和尚のひとりごと№2402「看病用心鈔」68
看病御用心15-3 良 忠
返々用心怠るへからす 夫レ一期の念仏は 臨終の来迎を期し 本願の引接ハ寿終の時をまつ 現其人前者 不取正覚といへり 本誓重願尤もふかし
【現代語訳】
生涯にわたる念仏は、臨終の際の阿弥陀仏の来迎を期すものであり、阿弥陀仏の本願による浄土への導きは、寿命が尽きる時を待つものであります。『無量寿経』の第十九願に「現其人前者、不取正覚」(其の人の前に現ぜずば、正覚を取らじ)といい、阿弥陀仏が願い定めた誓いはもっとも深いものがあります。
本文ならびに現代語訳は、神居文彰他著『臨終行儀—日本的ターミナル・ケアの原点—』(渓水社、一九九三)より転載させて頂いております。
