和尚のひとりごと№2344「看病用心鈔」12
和尚のひとりごと№2343「看病用心鈔」12
看病御用心5-2 良 忠
人おほ(多)くありてさハか(騒)しき事あるへからす たゝし病ひひさし(久)く大事ならは 四五人もよくもしまた知識一人ハ(許)かりおハしまさハ 常に病者のまなこ(眼)の気色 いきの(息)出と入に目をはなた(離)すして 鐘をうち(打)て念仏をすゝ(勧)め給ふへし
【現代語訳】
人が多くいて、さわがしくなるようなことがあってはなりません。ただし、病が長く大事になりそうな時は、四、五人はそばにいてもよく、もしまた知識が一人だけおいでになるとしたならば、常に病人の眼の色、呼吸の吸う、吐くに眼をはなさないようにして鉦を打って、念仏をお勧めになるのがよいでしょう。
本文ならびに現代語訳は、神居文彰他著『臨終行儀—日本的ターミナル・ケアの原点—』(渓水社、一九九三)より転載させて頂いております。
