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和尚のひとりごと
浄土宗・徳清山 証誠院/宗教法人玉圓寺

仏事・法事

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No.38 享年、行年、数え年

享年、行年そして亡くなるとなぜ数え年を使うのですか?という質問をよくお聞きします。 今回はこれらについてお話ししたいと思います。

 まず享年ですが、これは「人が天から享(う)けた年数」を表すものでこの世に存在した年数を意味します。 行年とは「行(時が進むの意味)の年数」、「この世で修行した年数」を意味します。享年と行年は同義語とされていますが、仏教辞典等によると「行年」は特に仏教語ではないとされています。

 数え年については結論から言うならば、昔は数え年が日常的に使われていたからだと考えられます。 数え年は東アジアを中心に使用されていました。日本でも1902年の「年齢計算二関スル法律」を受けるまではずっと数え年が使われていました。
そして満年齢が普及したのは1950年の「年齢のとなえ方に関する法律」によって推奨されて以降とされています。
国際化や正確な出生届けの作成のため満年齢を普及させ、数え年を使わなくなったのが若い世代にとって数え年への馴染みを無くした原因かもしれません。
余談ですが、日本の競走馬は2001年まで数え年で表していました。
現在も1月1日に加齢するのは同じですが、2001年以降は生まれた時点は0歳で1月1日毎に加齢する競馬の国際表記に変わっています。

 現在では七五三や還暦等でも数え年ではなく満年齢で祝うことが多いようです。
しかしながら厄年では今でも数え年であり、満年齢はほとんど使われないと言われています。
今回は歴史的なことからお話ししましたが、仏教(宗教)的な観点からだとまた違った考えがあるかもしれません。
また機会があればそちらも書いていきたいと思います。

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