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和尚のひとりごと
浄土宗・徳清山 証誠院/宗教法人玉圓寺

法要

No.41 涅槃会

 二月と言えば行事として節分が有名です。最近では関西で始まったとされる恵方巻き(今年は北北西)が全国に広まりつつあり、豆まきを含め節分という行事は子どもから大人までほとんどの人がご存知だと思います。しかし、節分は知っていても『涅槃会』を知っている人は少ないのではないでしょうか?
 
 『涅槃会』とはお釈迦様が入滅、涅槃(お亡くなりになる事)された2月15日にお釈迦様をしのんで行われる行事のことです。また「涅槃忌」、「仏忌」、「常楽忌」とも呼ばれ、仏教行事としては誕生を祝う『灌仏会』、悟を開いたとされる日の『成道会』とともに‘釈尊の三大法会’として各宗派で法要が行われています。

 お釈迦様が亡くなられたのは80歳と言われています。この時もご自分の死期を悟りながら説法の旅に出られている時でした。場所は現在のインドの都市ベナレスの北150kmのクシナガラとされています。クシナガラ郊外においてそれ以上動けなくなり、弟子の阿難 (あなん)に沙羅双樹の下に床を敷かせ、頭を北にし、西を向いて横たわります。そして集まった人々や弟子達の嘆き悲しみを慰め、精進を諭してその夜半静かに涅槃に入ったと言われています。ちなみに死因はキノコ料理もしくは豚肉料理による食中毒が原因だとされています。

 今回の話『涅槃会』はあまり知らなくても、沙羅双樹という単語は平家物語の冒頭で盛者必衰を表す表現に使われていてご存知の方も多いのではないでしょうか。また、お釈迦様が亡くなるときの寝方が北枕であり、この故事にちなんで死を忌むことから縁起が悪いとの俗説が出来たと言われます。(北枕は心臓への負担を和らげるため体には良いとされていて、お釈迦様が北を向いて寝たのはこの説だとも言われています)そういう意味では涅槃についても節分同様知らず知らずに風習、習慣に組み込まれているということになりますね。

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