和尚のひとり言

和尚のひとりごとNo1077「法然上人一代記 7」

7.比叡山へ さて勢至丸の母、亡き夫の血をひく大切な一人息子、その愛情深きことは想像に難(かた)くはありません。出家の身となるということは、俗世の縁を切り、出世間への道を進むことであります。涙ながらに...

和尚のひとりごとNo1077「法然上人一代記 7」

和尚のひとりごとNo1076「法然上人一代記 6」

6.菩提寺へ さて近くの那岐山(なぎさん)にて菩提寺を守っていた叔父の観覚得業は、若かりし頃今日の都比叡の山にて学び、天台教学を修めた学僧でありました。夜半の襲撃のあと、得業は勢至丸の身を案じて母子に...

和尚のひとりごとNo1076「法然上人一代記 6」

和尚のひとりごとNo1075「法然上人一代記 5」

5.父の死 時はまさに夜半でのこと、時国は深い痛手を負ってしまいました。襲撃のさなか、勢至丸は勇ましくも普段遊んでいた弓矢を敵の眉間(みけん)に向けて放ち、定朗はそのせいで軍勢の指揮をとることもままな...

和尚のひとりごとNo1075「法然上人一代記 5」

和尚のひとりごとNo1074「法然上人一代記 4」

4.夜討ち(夜中の襲撃) このように和やかな家庭で何事もなく育っていった勢至丸でしたが、ある日、まるで一陣の嵐ような大変な事件が起きました。 時国夫婦が守る稲岡の庄(いなおかのしょう)の隣の弓削(ゆげ...

和尚のひとりごとNo1074「法然上人一代記 4」

和尚のひとりごとNo1073「法然上人一代記 3」

3.西の方を向いて拝む このようにして念願の大切なあととりに恵まれた時国夫婦は、子供の名を勢至丸(せいしまる)と名づけました。実は時国の妻秦氏(はたうじ)の弟である観覚得業(かんがくとくごう)は天台宗...

和尚のひとりごとNo1073「法然上人一代記 3」
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