和尚のひとりごと№2424「看病用心鈔」90

和尚のひとりごと№2424「看病用心鈔」90

看病御用心19-3

               良 忠

 

又いきつき((息))のはやくなりて おはる((終))も候 又次第にゆるく成て おはるも候 かくのことくやう〱((様))しな〱に候へハ 詮ハ目をはなたぬ((離))にハ しくへからす候 

 

【現代語訳】

呼吸が早くなってきて死ぬこともあります。また次第に呼吸がゆるやかになって命終わることもございます。このように人間の最期のありさまはさまざまで、ひととおりではないので、結局は病人から目を離さないことにまさるものはないのでございます。

 

本文ならびに現代語訳は、神居文彰他著『臨終行儀—日本的ターミナル・ケアの原点—』(渓水社、一九九三)より転載させて頂いております。