和尚のひとりごと№2368「看病用心鈔」37

和尚のひとりごと№2368「看病用心鈔」37

看病御用心9-4                  良 忠

其故は としてもかくしても 此世の事をハ おもひわすらかして ひとへに厭求(エンク)のおもひに住し 来迎をのそむ心に住せしめんかためなり

 

【現代語訳】その理由は、何としても、この世のことを忘れさせて、ひとえに浄土を欣(ごん)求(ぐ)する思いにとどまらせ、聖衆来迎を期待する心境に到らせるようにさせるためでございます。

 

本文ならびに現代語訳は、神居文彰他著『臨終行儀—日本的ターミナル・ケアの原点—』(渓水社、一九九三)より転載させて頂いております。