和尚のひとりごと№2200「鎌倉法語集」10
和尚のひとりごと№2200「鎌倉法語集」10


第三:深心①
たとえば我(わ)がためによき人(ひと)の、しかも虚言(きょげん)せぬが、もし我(われ)ここにあらば悪(あし)かりぬべきを教(おし)えて、その路(みち)をゆけ。行(い)かんにはいかなる道(みち)あり。行(い)きつかば目出度(めでた)き処(ところ)有(あ)り。かしこに住(じゅう)せよ。
【訳】
たとえば、親切な人が私のために「もしも貴方がこの場所にいたならば危険な目に遭うだろ、だからそちらの道を行きなさい。その道を行きつけば素晴らしい場所があります。その場所で過ごしなさい」と言いました。
※大本山光明寺さまより発行されている『鎌倉法語集 良忠上人のお言葉』より再掲引用させていただいた内容となります。
