和尚のひとりごと№2296「鎌倉法語集」103
和尚のひとりごと№2296「鎌倉法語集」103

第一八:阿弥陀仏の誓願
『決疑抄(けつぎしょう)』に云(い)わく、仰(あお)いで願文(がんもん)をみれば涙(なみだ)双眼(そうがん)にうかぶ。萬劫(まんこう)に希(まれ)に聞(き)き、今(いま)始(はじ)めて値(あ)いたてまつる。彼(か)の宝刹(ほうせつ)にいたらんこと、今(いま)幾(いく)ばくの暁タ(ぎょうせき)ぞや。
南無阿弥陀仏
【選択伝弘決疑鈔 浄全七 二三五下】
『選択伝弘決疑鈔(せんちゃくでんぐけつぎしょう)』には次のように説かれています。ありがたい阿弥陀仏の誓願を見れば、両目に涙が浮かんできます。輪廻を繰り返してきた、とても長い時間をかけても出遇うことの難しい教えに、今生で初めて出遇えたのです。かの極楽浄土に往生するまでどれほどの日々があるものでしょうか、いや、間近に迫っているのです。
南無阿弥陀仏
『選択伝弘決疑鈔(せんちゃくでんぐけつぎしょう)』
五巻。良忠上人撰。二祖聖光上人から相承した鎮西義にもとづき、法然の『選択集』の正意を顕らかにした注釈書。元祖以来三代相承の正義を伝える『選択集』の最も重要な指南書とされている
※大本山光明寺さまより発行されている『鎌倉法語集 良忠上人のお言葉』より再掲引用させていただいた内容となります。
