和尚のひとりごと№2283「鎌倉法語集」90

和尚のひとりごと№2283「鎌倉法語集」90

 

 

 

 

 

 

 

第一四:お念仏⑤

しかるに彼(か)記(き)(『観念法門私記(かんねんほうもんしき)』)に、記主上人云(きしゅしょうにんい)わく、人命不定(じんみょうふじょう)にして旦暮知(たんぼし)りがたし。もし遂(と)げずんば、おそらくは妄念(もうねん)生(しょう)ぜん。ただ励(はげ)むべきは正業称名(しょうごうしょうみょう)ならくのみ。

【観念法門私記 浄全四 二五六下】

 

【訳】

これについて『観念法門私記』において良忠上人は、「人の命は定まっておらず、いつ終わるか知るのは難しいことです。もし十万回読誦すると誓ったが、できなければ、妄念(迷いの心)が生まれます。ただ励むべきは、正定業です。称名念仏だけです」と仰いました。

 

 

※大本山光明寺さまより発行されている『鎌倉法語集 良忠上人のお言葉』より再掲引用させていただいた内容となります。