和尚のひとりごと№2281「鎌倉法語集」89
和尚のひとりごと№2281「鎌倉法語集」89

第一四:お念仏⑤
『観念法門(かんねんほうもん)』に、善導大師(ぜんどうだいし)『阿弥陀経(あみだきょう)』を誦(じゅ)する事十万遍(ことじゅうまんべん)を満(まん)ぜんと願(ねが)い、浄(じょう)土(ど)に生(うま)れんと誓(ちか)えと仰(おお)せられしを、鎮西上人云(ちんぜいしょうにんい)わく、壮年(そうねん)の行者(ぎょうじゃ)は発願(ほつがん)して、或(あるい)は十万遍(じゅうまんべん)を誦(じゅ)すべしとすすめ給(たま)えり。
【訳】
『観念法門』において善導大師が、『阿弥陀経』を十万回読誦することを達成しようと願いなさい、極楽浄土に生まれようと誓いなさいと説かれていることについて、聖光上人が仰るには「体力のある修行者は往生への誓いを立て、『阿弥陀経』を十万回読誦すべきです」と勧められました。
『観念法門』
一巻。善導大師五部九巻の一つで初期に著わされたもの。内容は前半の五種増上縁義、後半の道場内懺悔発願法に分けられる。
※大本山光明寺さまより発行されている『鎌倉法語集 良忠上人のお言葉』より再掲引用させていただいた内容となります。
