和尚のひとりごと№2232「鎌倉法語集」41
和尚のひとりごと№2232「鎌倉法語集」41

第九:お念仏①
『浄土大意鈔(じょうどだいいしょう)』に云(い)わく、三学(さんがく)の修行(しゅぎょう)は堪(た)えざる衆生(しゅじょう)、悪道(あくどう)の生死(しょうじ)まぬがれがたし。大聖(だいしょう)これを哀(あわ)れみて、浄土(じょうど)に往生(おうじょう)する門(もん)を説(と)きたまえり。
【訳】
『浄土大意鈔』には次のように説かれています。戒・定・慧の三学の修行に堪えられない衆生は、悪しき境界への生死輪廻から逃れることなど難しいです。釈尊はこのような衆生を哀れんで、西方極楽浄土に往生する教えをお説きになられました。
『浄土大意鈔』
良忠上人が下総浄福寺にて民衆教化のために撰述されたとされる書。自己の臨終はいつ迎えることになるかも知れず、常日頃より念仏行に励むことこそあるべき心の持ち様であるという聖光上人の遺誡をもって浄土宗の安心起行が念死念仏にあることが明かされている。
※大本山光明寺さまより発行されている『鎌倉法語集 良忠上人のお言葉』より再掲引用させていただいた内容となります。
