和尚のひとりごと№2217「鎌倉法語集」27

和尚のひとりごと№2217「鎌倉法語集」27

 

 

 

第六:助ささぬ念仏

また云(い)わく、相伝(そうでん)して云(い)わく、念仏(ねんぶつ)往生(おうじょう)をばかまえて輔(すけ)をさすまじきなり。家(いえ)弱(よわ)きにこそ輔(すけ)をばさせ。

 

【訳】

また『用意問答』には次のように説かれています。法然上人から次のように伝えられました。念仏往生に、補助となる行を付け加える必要は決してありません。家で譬えるなら、土台のしっかりしていない家にこそ補助となる木材が必要なのです。

 

 

※大本山光明寺さまより発行されている『鎌倉法語集 良忠上人のお言葉』より再掲引用させていただいた内容となります。