和尚のひとりごと№2209「鎌倉法語集」19
和尚のひとりごと№2209「鎌倉法語集」19

第五:日課念仏
必滅(ひつめつ)遁(のが)れがたし。最(もっと)も用意(ようい)すべきものなり。先師(せんし)鎮西はこの定(さだ)めに務(つと)められそうらいき。また法(ほう)然(ねん)上人(しょうにん)は、念仏(ねんぶつ)を受(う)け申(もう)す人(ひと)には、在家(ざいけ)は一万(いちまん)已上(いじょう)なり。
【訳】
死は必ず訪れ、逃れることはできません。そのことは最も心得ておくべきことです。二祖聖光上人はこの定めにしたがって勤められました。また法然上人は、念仏の教えを受け入れ称える人には、在家であれば一日一万遍以上を勧められています。
※大本山光明寺さまより発行されている『鎌倉法語集 良忠上人のお言葉』より再掲引用させていただいた内容となります。
