和尚のひとりごと№2198「鎌倉法語集」8

和尚のひとりごと№2198「鎌倉法語集」8

 

 

 

 

 

第三:深心①

(ふたつ)には阿弥陀仏(あみだぶつ)四十八(しじゅうはち)願(がん)成就(じょうじゅ)してかかる衆生(しゅじょう)助(だす)けたまうと深(ふか)信(しん)じて疑(うたが)いなく、慮(うらおも)いなければ彼(か)仏(ほとけ)願力(がんりき)乗(じょう)じて往生(おうじょう)すと信(しん)ず。

【訳】

二つ目は、阿弥陀仏が理想の環境を整え、悟りを開き衆生を救うための四十八の誓願を果たして、このような輪廻に苦しむ衆生を助けて下さると深く信じて、疑うことなく、あれこれと思い巡らすことがなければ、かの阿弥陀仏の本願の力に乗って往生すると信じることです。

※大本山光明寺さまより発行されている『鎌倉法語集 良忠上人のお言葉』より再掲引用させていただいた内容となります。