和尚のひとりごと№1666「六時礼讃 初夜礼讃76」

和尚のひとりごと№1666「六時礼讃 初夜礼讃76」

 

今将久近所修善
回作自他安楽因
恒願一切臨終時

【読み下し】

今、久近所修の善を将て、
回して自他の安楽の因と作す。
恒に願わくは一切臨終の時、

【意味】

今、長きにわたり修めてきた善き行いを
回し向けて私と皆の安楽の原因となるようにしたい。
常に願わくは、命終ろうとするその時には、

※『善導 六時礼讃 浄土への願い』原口 弘之、宇野 光達 訳注を参照させて頂きました。
訓読は同書の読みを使用させて頂いております。

六時礼讃は浄土宗のみならず浄土系のさまざまな宗派でも大切に読み継がれており、わたくしたちの浄土の御教えのルーツとなっているものです。
多くの皆さまにとり六時礼讃がより身近なものとなり親しんで頂けますように。