和尚のひとりごと№1652「六時礼讃 初夜礼讃63」

和尚のひとりごと№1652「六時礼讃 初夜礼讃63」

 

 

南無至心帰命礼西方阿弥陀仏
萬年三宝滅
此経住百年

【読み下し】
南無至心帰命して
西方阿弥陀仏を礼したてまつる
萬年に三宝滅すれども
此の経住すること百年ならん

【意味】
心より西方阿弥陀仏に帰依いたします。
永い末法を経て三宝が消滅しても
この教えの言葉がさらに残ること百年

※『善導 六時礼讃 浄土への願い』原口 弘之、宇野 光達 訳注を参照させて頂きました。
訓読は同書の読みを使用させて頂いております。

六時礼讃は浄土宗のみならず浄土系のさまざまな宗派でも大切に読み継がれており、わたくしたちの浄土の御教えのルーツとなっているものです。
多くの皆さまにとり六時礼讃がより身近なものとなり親しんで頂けますように。