和尚のひとりごと№1639「六時礼讃 初夜礼讃50」

和尚のひとりごと№1639「六時礼讃 初夜礼讃50」

 

十方来正士
吾悉知彼願
願共諸衆生 往生安楽国

【読み下し】
十方より来れる正士
吾れ悉く彼の願を知るとのたまう
願わくは諸の衆生と共に
安楽国に往生せん

【意味】
「十方世界より来たる者たちよ
皆の願いは分かっている」と。
願わくは人々とともにことごとく
安楽の世界に往生できますように。

 

※『善導 六時礼讃 浄土への願い』原口 弘之、宇野 光達 訳注を参照させて頂きました。
訓読は同書の読みを使用させて頂いております。

六時礼讃は浄土宗のみならず浄土系のさまざまな宗派でも大切に読み継がれており、わたくしたちの浄土の御教えのルーツとなっているものです。
多くの皆さまにとり六時礼讃がより身近なものとなり親しんで頂けますように。