和尚のひとりごと№1633「六時礼讃 初夜礼讃44」

和尚のひとりごと№1633「六時礼讃 初夜礼讃44」

 

因発無上心
願我国亦然
願共諸衆生 往生安楽国

【読み下し】
因りて無上心を発す
願わくは我が国もまた然らんと
願わくは諸の衆生と共に
安楽国に往生せん

【意味】
おのずと最高の覚りへの願いが起こる。
願わくは私の世界もまたこのようでありますようにと。
願わくは人々とともにことごとく
安楽の世界に往生できますように。

※『善導 六時礼讃 浄土への願い』原口 弘之、宇野 光達 訳注を参照させて頂きました。
訓読は同書の読みを使用させて頂いております。

六時礼讃は浄土宗のみならず浄土系のさまざまな宗派でも大切に読み継がれており、わたくしたちの浄土の御教えのルーツとなっているものです。
多くの皆さまにとり六時礼讃がより身近なものとなり親しんで頂けますように。