和尚のひとりごと№1543「六時礼讃 日没礼讃1」

和尚のひとりごと№1543「六時礼讃 日没礼讃1」

 

 

「日没」は西方に日が沈む午後四時、『無量寿経』上巻の「光明歎徳章」に基づき阿弥陀仏の十二光の名称を礼讃します。

【原文】
南無釈迦牟尼仏等一切三宝

【読み下し】
釈迦牟尼仏等の一切の三宝に南無す

【意味】

釈迦牟尼仏などすべての仏たち、その御教え、修行者の集いに帰依いたします。

 

南無
帰依すること、信を捧げること。「南無~」の形で用いて「~に帰依する」ことを表します。
善導大師は、『観経疏』において「『南無』と言うは、すなわちこれ帰命、またこれ発願回向の義」と釈すように、尊いものへの信頼や敬意を表す語でもあるとしています。