和尚のひとりごと№1416「偈文11」

和尚のひとりごと№1416「偈文11 還相回向偈」

 

 

(書き下し文)
誓ひて弥陀の安養界に到り、穢国に還来して人天を度せん
願はくはわが慈悲際限なくして、長時長劫に慈恩を報ぜん

(意味)
私たちは阿弥陀如来のおわします極楽世界に到って、
さらにのちにはこの娑婆世界に戻り還って苦悩に沈む人々を覚りの彼岸にまで渡すことを誓います
私の慈悲の心が果てしなく、未来永劫にわたり仏の慈悲心へのご恩に酬いられることを願います

能化(僧侶)の回向の際に唱える。
遷化した能化が、往生ののち、苦しむ衆生を救わんと再び此土に帰り来たることを念じる。
一切衆生の済度を志す菩薩のあるべき姿を表現する。
善導大師『法事讃』より。