和尚のひとりごと№1283「第47願 得不退転徳願」

和尚のひとりごと№1283「第47願 得不退転徳願」

 

第47願 得不退転徳願(ふたいてんがん)

設我得佛他方國土諸菩薩衆聞我名字不即得至不退轉者不取正覺

 

せつがとくぶつたほうこくどしょぼさつもんがみょうじふそくとくしふたいてんしゃふしゅしょうがく

 

たとい我、仏を得んに、他方国土のもろもろの菩薩衆、我が名字を聞きて、すなわち不退転に至ることを得ずんば、正覚を取らじ。

 

【現代語訳】
私が仏となる以上、他方の国土のたちが仏としての私の名を聞いたならば、仏道から退転しないという境地にただちに達することができるようにしよう。それができないようであれば、私は仏となるわけにはいかない。

 

参考文献 
現代語訳浄土三部経 (浄土宗出版)
無量寿経 (阿満利麿 著筑摩書房