和尚のひとりごと№1157「法然上人二十五霊場 二十三番」

和尚のひとりごとNo1157 法然上人二十五霊場 清浄華院(二十三番霊場)

第二十三番 京都寺町 浄土宗 大本山 清浄華院

ご本尊 法然上人

ご詠歌
雪のうちに 仏のみ名を昌(とな)ふれば
つもれる罪ぞ やがて消えぬる

清浄華院は「しょうじょうけいん」と読みます。

当院は貞観二年(860年)清和天皇特旨をもって御所清和御門内に慈覚大師が創建されました禁裏御内道場であります。清浄華院と勅称されました。

法然上人は、後白河天皇、高倉天皇、後鳥羽天皇の三天皇に御授戒を授けられました。特に後鳥羽天皇は深く上人に帰依せられ、念仏開祖第一世としてこの寺を上人に賜り、それ以後浄土宗寺院となりました。

この寺は久しく御所内にありましたが、天正年間に豊臣秀吉が市内寺院整備の時、当寺も現在の地に移されました。

京都御所の近くにあり、参拝後の散策が楽しみな場所でもあります。
また、浄山道場という僧侶になるための修行道場があります。