和尚のひとりごと№2427「看病用心鈔」93

和尚のひとりごと№2427「看病用心鈔」93

看病御用心19-6

               良 忠

 

これすなはち生死をすつる((捨))おはり 菩提にいたる((至))はしめ((始)) この一刹那に候 まことに一息きたら((来))されハ すなはち後世に属す 

 

【現代語訳】

これはとりもなおさず、生死の迷しの世界を捨て去る終わりと、菩提(さとり)に到る始めが、この一瞬にあるからでございます。

本当に一息の呼吸がつきたならば、すなわち死後の世界に属することになってしまい、

 

本文ならびに現代語訳は、神居文彰他著『臨終行儀—日本的ターミナル・ケアの原点—』(渓水社、一九九三)より転載させて頂いております。