和尚のひとりごと№2387「看病用心鈔」54
和尚のひとりごと№2387「看病用心鈔」54
看病御用心12-10 良 忠
されハたゝ詮してハ とくして(疾)この穢土のさかひ 苦悩の身をすてゝ はやく無為常楽の浄土にむまれんとおもひて 一心に命をすてん事をのそみ ひとへに来迎を待ち給へしと この心地をすゝめなさせ給へく候
【現代語訳】
そうすれば結局のところ、すみやかにこの穢土の境界にある苦悩の身を捨てて、はやく無為常楽(とわの安楽)の浄土に生まれたいと願って、一心に命を捨てることを望み、ひとえに弥陀の来迎を待ち受けなさいと、このような心境に至らせるよう誘導していくべきでございます。
本文ならびに現代語訳は、神居文彰他著『臨終行儀—日本的ターミナル・ケアの原点—』(渓水社、一九九三)より転載させて頂いております。
