和尚のひとりごと№2361「看病用心鈔」30

和尚のひとりごと№2361「看病用心鈔」30

看病御用心8-2                  良 忠

いはむ(況)や臨終病床にのそ(臨)むてハ 殊更二仏の制止給へる事也と いひこ(言)しらへて こゝろをとりてのち その欲心をあらため(改)なをさるへく候 

 

【現代語訳】

まして臨終に際しては、ことさらに仏の禁止されていることなのです、などと言いつくろって、気を取り直して、その欲心を改められるようになさるのがよいでしょう。

 

本文ならびに現代語訳は、神居文彰他著『臨終行儀—日本的ターミナル・ケアの原点—』(渓水社、一九九三)より転載させて頂いております。