和尚のひとりごと№2347「看病用心鈔」15

和尚のひとりごと№2346「看病用心鈔」15

看病御用心5-4                  良 忠

おのつ(自)からとふら(訪)ひき(来)たる人ありとも 外よりあひしらひて帰して 内へはいれら(入)るへからす やまひ(病)もみくるし(見苦)く候 病者の申置たるむね(旨)なりと候へ 

 

【現代語訳】

自然に見舞いに訪れる人があったとしても、面会を謝絶して、他の場所で相手をして帰ってもらい、室内に入れてはなりません。病は見苦しいもので、病人からお逢いしたくないときつく申しつけられているからという理由にすればよろしいでしょう。

 

本文ならびに現代語訳は、神居文彰他著『臨終行儀—日本的ターミナル・ケアの原点—』(渓水社、一九九三)より転載させて頂いております。