和尚のひとりごと№2338「看病用心鈔」7

和尚のひとりごと№2338「看病用心鈔」7

看病御用心3-3               良 忠

 

又日もくれハともしひ(灯火)をあきらかにとも(灯)して ほと(仏)けをも たし(確)かにおか(拝)ませて 病者の気(ケ)色(シキ)をも よく御覽すへく候 病のなら(習)ひハ夜ハかな(必)らすをも(重)くなるかゆえなり

 

【現代語訳】

また日が暮れたならば、あかりを明るくともして、仏像の姿がはっきりと見えるように拝ませ、かつ病人の様子をもよくうかがえるようにして、様子をご覧になるのがよいと思われます。病の常として、夜は必ず具合が悪くなるからです。

 

本文ならびに現代語訳は、神居文彰他著『臨終行儀—日本的ターミナル・ケアの原点—』(渓水社、一九九三)より転載させて頂いております。