和尚のひとりごと№1204「聖光上人御法語後遍十二」

和尚のひとりごと№1204「聖光上人御法語後遍十二」

先(ま)づ千万の人には故(こ)法然上人の御房(ごぼう)はただよくよく心に入れ念仏申せ、男女(なんにょ)は一万二万返その外(ほか)は三万五万申さんずるは沙汰(さた)にも及ばず。尼(あま)や法師(ほうし)は何ぞ甲斐(かい)無く様(さま)を替え、尼や法師に成りたるしるしに、少なからんは定んで三万返、その外は五万六万返、此れ程など申さんずるはまた云うにも及ばず。 世に殊勝(しゅしょう)なることなり。 かように念仏の数多く勧めおわしましき。我が御身にも日日(にちにち)の所作(しょさ)は七万返怠ることなく、申し給いことにて候なり。

 

先師法然上人は、無数の人々に対しては、先ずはひたすらに心をこめて念仏せよ、普通の男女は一万遍、二万遍、あるいは三万遍、五万遍と称えることは言うまでもない。尼僧や法師であれば称えずば意味がない、出家した僧侶の証として、少なくとも三万遍称えると決め、あるいは五万、六万遍と称えよ。このように念仏を多く称えようとすることは、これ殊勝なる事であると勧められていた。
このように念仏を数多く称えるように勧められていた。ご自身も日々の実践として七万遍、決して怠ることもなく実践されていた。