和尚のひとりごと№2360「看病用心鈔」29

和尚のひとりごと№2360「看病用心鈔」29

看病御用心8-1                  良 忠

病者食物をねが(欣)ひもと(求)めて まめやかに執(シウ)心をもと(求)めつへきほと(程)に あなかち(強)にこれをいはゝ 魚(ウヲ)なむとにてもく(食)ハすへく候か 又平生の時すらいましめ(誡)る事なり 

 

【現代語訳】

病人が食物を希望し求めて、まじめに思いこんで強いて欲しいものを要求した時には、魚のようなものだとしても食べさせるべきでしょうか。また、平生の時でさえ慎み、誡めるべきことなのです。

 

本文ならびに現代語訳は、神居文彰他著『臨終行儀—日本的ターミナル・ケアの原点—』(渓水社、一九九三)より転載させて頂いております。